別れさせ屋になんて絶対依頼してはいけませんよ
探偵社に依頼に来る調査内容の6割以上が浮気調査だ。
その他行方不明人の捜索が2割、盗聴器の有無を調べるのが1割、残りが結婚前の相手の調査と子供の素行調査など。
これは会社によって多少の違いはあるのかもしれないが、業界全体としてこの比率である事は間違いないだろう。
その他、別れさせ行為といった完全にアウトで倫理観を失った拝金主義の探偵社が行っている調査行為もあるが、こういった社会のダニみたいな会社の話をしても仕方が無いので割愛したい…
………しかし、やっぱりこういった会社が探偵を名乗っている以上、それを糾弾する為にこのブログは存在しているので少しだけ。
別れさせ屋ってもの凄く謎に包まれていて、特殊な事してそうなイメージではないだろうか。
まぁそういったイメージがあるからこそ、未だに依頼する人がいて会社自体も存在しているのだと思うのだが、その内容は笑ってしまうぐらいお粗末というかしょぼい。
簡単に言うと、別れたいと思っている相手に新しい人物を接触させ証拠を撮り、法的に高条件で別れる事が出来るように仕向ける。
まず対象者についての情報を依頼人より聞けるだけ聞きた上、それから何日か尾行して、細やかに情報収集していく。
- どんな生活パターンか?
- 立ち寄り先はあるか?
- 交際している知人、友人、恋人の有無
- 通勤中にいじっている携帯を覗き込み何をしているのか
- SNS(フェイスブックやツイッター)による発信内容の確認
- 趣味嗜好などなど
を把握してから、どこのポイントでファーストコンタクトを図っていくか等を決めていく。
リアル上かネット上か?どういったキャラで接触するか?等から始まり、何回か偶然を装った出逢いを演出するのだが、そこに意味を持たせつつ運命的な出逢いを演出していく事を重要視していくのだ。
対象者が女性であった場合は特に、この部分の完成度によって成功するか否かが決まり、ここで失敗するともう手遅れになる。
ただ対象者が男性であった場合は、そこまで重要では無い。
何せ、かわいい女性が近づいてきて、ある程度その出逢いの辻褄があっていれば喜んでついていくのが男性だ。
そこからはとにかく、何度会えるかに集中して行動する。
というのも人間の心理として、何度も会い会話する人間に対して好意を持つという傾向があるからである。
何とか次の出逢いを作り続け、肉体関係に持っていけるようにしていくのだ。
実際は肉体関係を持つまでも無く、どこかの密室に入って数時間で出入りしたという記録があればそれで十分に証拠となる。
肉体関係があったどうかなんて確認する術はない・・。
上記のような稚拙で誰でも出来るレベルの行為を、わざわざ数百万円も騙しとられているというのが実態なのだ。
ところで、何故今なお監督官庁である警察からやるな!という指示まで出ているこの行為を、未だしつこくやる会社が存在しているのか?
それは本来の探偵業の中では生きていけるだけのスキルと営業力を持ちあわせていないからである。
なんやかんや言っても、まだまだ別れさせ屋には残存社利益というものが存在している。
だからこそ、このような探偵の風上にもおけない乞食もどきの行為を行っている。
そして、そんなカスのような存在が、探偵を名乗っているのが頭に来る所なのだ。
しかしそうは言っても、暴力をふるい生活費も入れないような旦那との離婚を希望し、ワラをもすがる思いで依頼する主婦の気持ちは十分に理解出来るし、そういった方には手段はどうあれ不貞の証拠は、確実に地獄のような現実から脱出するパスポートになりえる現実もある。
ただやはり、とにかく別れさせ屋なんていうどうしようも無い仕事を生業としている企業に、理念など全く無い悪質業者しか存在しないという認識を持っていただきたい。
仮に依頼したとしても、成功の基準が曖昧であり、もし問題になったとしても脅迫まがいな言動で処理されるだけであり、重要な個人情報を教えてしまっている訳なので、向こうも強気に出てきて嫌がらせしてくるというのが実態だ。
だからこそ、そんな人達に対して別れさせ屋に依頼するまでも無く解決出来る方法を、今後気が向いたら公開していきたいと思う。